OMODAKA "FAVORITE GAMES"
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今回付録のDVDには"kokiriko bushi (video mix)" のムービーがフル尺で入っています、cantata no.147 付録DVDのプレビュー版で失望した方、どうもすみませんでした。
OMODAKA って何?
音楽とモーション・グラフィックスの突然変異的融合を試行錯誤してきた企画の名前
それが OMODAKA。映像監督に牧鉄兵を迎えて、2007年に制作された "kokiriko bushi"はYouTubeで59万ビューを更新中。あなたのミュージックビデオに対する既存イメージを美しい軌跡でひっくり返します。
どんな新譜?
前回同様CDマキシシングル+DVDでのリリース。テクノトラックに民謡ボイスを乗せて、
歌い上げるは「競艇」をめぐる浪漫、さらにミュージックビデオは毎回気鋭の映像作家とのコラボレーションマッチで制作してゆくという東洋随一の不思議企画も今回で第6作目。
競艇も6艇で競争だからジャケットの色調も6色目。付録のDVDには前回のリリースにてプレビューのみの収録だった"kokiriko bushi" のフルレングスノーカット版ムービーの他、新たに制作されたミュージックビデオも複数収録!「アートと博徒」の関係にも迫った挙げ句の大・団・円!
1 OTEMOYAN 2 ASADOYA YUNTA 3 FORTUNATE 1MARK(A-4 mix) 4 HANAGASA ONDO 5 CANTATA No.147(video mix) 6 KOKIRIKO BUSHI(video mix) 7 MONKEY TURN(mahoroba mix) 8 OTEMOYAN(inst.) 9 ASADOYA YUNTA(inst.) 10 HANAGASA ONDO(inst.) |
この「CANTATA No.147」のビデオの舞台は祇園精舎の鐘の音が鳴り響く白い投票所。ギャンブル の神様と12人の博徒がおりなす悲喜こもごものドラマがあの世の舟券売り場を舞台に繰り広げられ、 観る者に、そして聴く者に「運とツキ」をもたらすための祈りがとり行われているという設定らしい。
他にも金沢明子のボーカルにパラダイス山元の「ア〜〜〜、ウッ!」がからむラテン民謡ブレイクス等、 従来からの意味不明度はさらにアップ。コモエスタ八重樫によるのリミックスやこれまでの競艇曲の バージョン違いなど収録曲はCD中10曲、 DVDに収録の映像もパワーグラフィクスを初め、合計3組 の異なる映像監督によって、もはや競艇というテーマを逸脱した世界が繰り広げられている。
説明を重ねれば重ねるほど意味不明に感じるこの企画、「万舟のカンタータ」を聴いて、そして観て、 運とツキを体感してほしい。しかし「どうして競艇なんですか?」とか「競艇関係の人なんですか?」 というツッコミはどうか勘弁して下さい。
これまでのあらすじを試聴するにはiTunes
Storeで「omodaka」を検索してみよう!
もしくはジャケット画像を Click でも試聴+通販ページに飛びます。
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OMODAKA『KYOTEIZINC』(FER06894) CD+DVD
沢瀉『競艇甚句』(FER06894) CD+DVD
拡連複って何?
「拡連複」って何だろう?試しに「かくれんぷく」をそのまま変換してみると「隠れんプ区」なんて表示される、まあその位なじみの無い言葉ですね。本当は「レースにおいて1着から3着までにはいる2つのボートを順位にかかわらず当てる。選んだ2隻が1-2着でも、1-3着や2-3着でも当たり。」という舟券になります。
自分の予想にある程度の自信があれば連単や三連単を狙えるはず、、すこし弱気でも三連複とかボックス買い等の選択肢もあるのに…人間のリスクヘッジな気持ち=不安がこういうデリバティブな舟券を生んだ背景にあるかもしれん。そして運命的にも「拡連複」マークが順番として回ってきた「KYOTEIZINC」は一体結局どうなのだろうか?
一言で表現しますと競艇シリーズの第6曲目にあたる「KYOTEIZINC」が入った4曲入りMaxi CDと前作までのミュージックビデオが4曲分収録されたDVDがセットになって、価格はそのままという大変無謀な企画になっているわけですね。不安が無謀な企画を誘発したのか?それとも揺るがない自信が強気な勝負を打たせているのか?それともそれとも?
音楽、グラフィックス、映像という三位一体の沢瀉がお送りする「拡連複」な舟券、じゃなかったMaxi CD+DVD「KYOTEIZINC」を皆様にお届けできる準備が今まさに整いました。
1 YOSWAYA SAN 2 KOKIRIKO BUSHI 3 KYOTEI DAISUKI 4 CANTATA No.147 (D.V.REMIX) |
1.FORTUNATE 1MARK (Unmei No
1Mark) 2.CANTATA No.147 (Mansyuu No Cantata) 3.RAKSI (Otachi Zake) 4.FORTUNATE 1MARK (LOST REMIX) |
MP3(668K) / RealAudio(356K) |
ステージ上に例えて言うならフロントマンに相当する部分、いわゆる“顔”の部分にモーショングラフィックスが存在する音楽プロジェクト“沢瀉(おもだか)”。音楽と映像の融合により、新しい表現形態を目指そうと一年前、競艇をテーマにした『モンキーターン』を発表。そして沢瀉の第二弾となる『運命の1マーク(Fortunate
1Mark』が9月22日にリリースされることになった。 “なんでまた競艇がテーマ!?”と思うだろうが、“競艇で大当たりしちゃってよ〜”とか“今度うちの甥っ子が競艇選手デビューするんだよね”とかそんなんじゃない。ただフとしたことがきっかけで、競艇のウェブページを見てるうちに面白くなっちゃって、競艇場に行ってみたら盛り上がってしまった寺田創一の“衝撃的なもの”に対する熱い想いなのだ。前作に引き続き、競艇という濃いテーマに負けない声の持ち主、金沢明子がボーカルとして参加。初めて聞くと違和感のある組み合わせが、何度も繰り返し聞くうちにナントモ心地よい音、まるで0.01,2秒を争うスポーツ/ギャンブルに対抗して“金沢流”のメロディがゆっくりと泳いでるかのように聞こえてくる。 コモエスタ八重樫がゲスト参加したタイトルトラック“Fortunate 1Mark”、Aメロの“今日は競艇〜♪”を口ずさみながらノリノリだと思ったら“Cantata no.147 ”のように、バッハ147番「主よ人の望みの喜びよ」をリミックスした神聖なる曲もある。資本主義的キャンブルヘの熱中と、宗教的帰依を同一視するのはバチあたり!?と思いつつも、寺田は“ナスダックの電光掲示板があるじゃないですか。あれが教会のステンドグラスに見えたときがあったんです。中世の人たちがキリスト教を絶対的正義として崇めたように、現代では、資本主義経済の発展が揺るぎないものして信じられているってことが面白いなと思ったんです”と語る。 今回のアルバムタイトル『運命の1マーク』の“1マーク”とは、競艇の勝負の7〜8割くらいが決まってしまうと言われている最初のターンのことである。沢瀉にとっての1マークが、前作の『モンキーターン』だとしたら勝負はまだ見えてこない。それどころか今後、予想外のどんでん返しだってあるかもしれない。SIMPACTが手掛けるアートワークと、2年前、寺田氏をノックアウトしてしまった映像集団、パワーグラフィックスとSIMPACTが手掛ける映像。沢瀉のサウンド、アートワーク、映像の三連単を買ってみるのもイイかもしれない。 (by Junko Tozaki) |
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オートチューン・ボイスが勝負の世界をクールに歌い上げ、エレクトロファンクなトラックが引き波でざわめく水面をマッシブに演出 公営ギャンブルの中でも展開を読むファクターが最も多いとされる「競艇」、そこで飛び交う深いロマンを表現した音楽、それがこの「モンキーターン」なのです。 |